外来診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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きつかわクリニックの前立腺外来では、前立腺肥大症、前立腺がんを専門に診療しています。PSA(前立腺特異抗原)が高い、前立腺生検、生体検査を他の病院で指示された、
尿の切れが悪い、尿をした後にたれてくる、尿の出方が悪いなどの男性のおしっこの症状をお持ちの患者さまが検査目的に受診されたり、大学病院やがん専門病院、総合病院で前立腺がんの治療を受けた後の患者さまが術後のフォローアップ(術後経過観察)で通院されています。
泌尿器科専門医が疾患の状態に応じた検査方法、最適の治療を患者さまと相談しながら決めていきます。
対象疾患 | 前立腺がん 前立腺肥大症 慢性前立腺炎 |
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主な症状 | 尿が出にくい(排尿困難)、尿が近い(頻尿)、夜間頻尿、尿の切れが悪い、残尿感、PSA値が高い |
前立腺は男性の膀胱直下にあって、後部尿道をとりまくようにある臓器です。前立腺は分泌される前立腺液により精子に栄養を与え、精子の活動を盛んにします。ホルモンのバランスがくずれると主に前立腺の内側に肥大結節が形成され、40歳代から肥大が始まります。これが前立腺肥大とよばれるもので80歳までには80%の人が前立腺肥大症になると言われています。
また、50歳代以降になると前立腺の外側に癌が発生する場合もあります。平均発生年齢は70歳といわれる高齢の男性にみられるがんとなります。日本でも前立腺癌の患者数は急速に増えつつあり、これは日本が急速に高齢化していることと、食事の欧米化により動物性脂肪の摂取量が多くなったためではないかと考えられています。前立腺癌の症状は初期の段階ではほとんどありません。前立腺がんは症状が出る前にがんを発見することが非常に大切で、そのためには検診などで定期的にPSA検査を受けることが重要です。
前立腺外来では、排尿状態に関する問診(国際前立腺症状スコア/過活動膀胱症状スコア)、尿検査、尿流量測定検査(特殊なトイレで排尿していただき尿の勢いなどをみる検査)、残尿測定(超音波を腹部に当てて計測)、採血検査(PSA測定)、前立腺超音波検査、ウロダイナミクス検査(尿流動態検査)、尿道膀胱鏡検査などの検査を行なっております。
前立腺肥大症の症状の程度を点数化して評価するアンケート型式の検査です。
一般的には0~8点が軽症、9~20点が中等症、20点以上が重症の前立腺肥大症と考えられています。
尿が全然出ない状態が繰り返される場合は、合計の点数が低くても重症と判断します。
過活動膀胱に特異的な症状質問票として日本人の症例を用いて作成されました。
質問3が2点以上かつOABSS合計スコアが3点以上で過活動膀胱と診断します。
5点以下が軽症、6~11点が中等症、12点以上が重症と判断します。
これらの問診票により、診断の補助や治療効果の判定を行なっています。
外観は普通のトイレですが、TOTOの尿流量測定装置フロースカイで測定します。「測定開始ボタン」と「測定終了ボタン」を押すだけの簡単操作です。
尿流測定の検査環境は、日常生活で使用されるトイレに近いため、自然な排尿状態での測定が期待できます。
残尿測定は超音波検査装置を用いて行なっております。通常は看護師が、ゆりりんUSH-052を用いて、超音波で膀胱内の尿量を測定しています。検査にともなう痛みはありません。
治療前後の評価を行ない、お薬の効果判定、術後の効果判定を行なっています。
正常値は 4.0ng/ml 未満とされていますが、年齢のよる考慮も必要です。正常値未満でがんが診断されることもあれば、正常値を大きく上回っていてもがんが見つからないこともあります。PSA上昇は、がん以外の原因も多いため、いろいろな要素を考慮しながら診断を進めていく必要があります。
経腹エコーはお腹上から、膀胱を通して前立腺の大きさや携帯を調べる検査です。痛みもなく容易に検査はできますが、恥骨や尿量、腸管ガスの影響を受けやすくスクリーニングあるいは経過観察に適しています。(図1)
経直腸エコーは、超音波を発する器具(プローブ)を肛門から挿入して、前立腺の大きさや形を調べる検査です。経腹的検査に比べ画像が鮮明で、前立腺生検の際などに用いています。(図2)
画像専門医療機関に依頼し撮影を行なっています。前立腺がんの局在診断には有用で、PSA高値で前立腺がんが疑われる場合は前立腺生検を前提に前立腺MRI検査を施行しております。原則翌日以降には検査が可能です。
上記の様な検査を組み合わせながら、侵襲の少ない診断、経過観察をおこなっております。
前立腺肥大症による頻尿や排尿障害は薬物治療に関しては、多くの種類の薬が処方可能です。患者さんそれぞれの排尿障害の程度、排尿に対する満足から薬を選択し、副作用の有無を確認しながら内服を継続変更していきます。頻尿や排尿障害は行動療法と呼ばれる日常生活での工夫や運動療法で改善を期待できるものもあります。またメタボリック症候群や高血圧、糖尿病も排尿障害の原因となり、食事指導や運動療法の指導も行い総合的なアプローチで治療を行なっております。前立腺外来では、このようなことから全身的なアプローチで排尿の問題にも取り組んでいます。
排尿障害が強く外科治療(手術)が必要な患者さまには、近隣の大学病院や総合病院へのご紹介も行なっております。手術にはちょっと抵抗がある、あるいは合併症等があって心配な患者さまには外来処置が可能な尿道留置ステントの留置も行ないます。
尿の間隔が近い、切迫感がある、尿が出にくい、就寝後の排尿回数が多い、などの症状がある方は泌尿器科の受診をおすすめいたします。
きつかわクリニック 泌尿器科専門医 吉川慎一
2016年3月作成 最終更新 2021年8月18日
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