PSA高値(PSAの異常)、きつかわクリニックへ | 東京港区芝

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PSA高値(PSAの異常)

前立腺がんとは?keyboard_arrow_right

前立腺がんの腫瘍マーカーPSAの異常値

前立腺がん腫瘍マーカーのPSAをみなさん一度は耳にしたことがあると思います。前立腺特異抗原(PSA)は健康診断や人間ドックでよく取り入れられている腫瘍マーカーです。腫瘍マーカーの採血でがんが判るとお考えの方が多いのですが、CA19-9、CEAなどの腫瘍マーカーは診断の補助的な役割しか果たしていません。しかしPSAは前立腺に特異的で、異常値の場合は非常に効率的に前立腺がんを見つけることができます。
このPSAの普及と共に、泌尿器科専門医は前立腺がんの早期発見をする事が可能となりました。一方で、このPSAの感度が高すぎるために治療の必要がない前立腺がんも発見されてしまうことがあります。そのため、その判断には十分な知識と、経験が必要となります。
PSAは前立腺に特異的ですが、加齢とともに上昇します。現在では、年齢によるPSA値が標準化されています。

年齢階層別PSA基準値

年齢 基準値
50~64 3.0ng/mL以下
65~69 3.5ng/mL以下
70~ 4.0ng/mL以下

さらに前立腺肥大症で前立腺体積が増えるとPSAも高くなり、前立腺の炎症が起きるとPSAも高くなります。またPSAは、前立腺への刺激や射精後は高値を示すこともあります。そのため前立腺に特異で的ですが、様々な前立腺の条件を考慮する必要があります。一般的にPSAが4 ng/ml以上は、異常値と指摘されPSAの値が高いほど、がんが存在する確率は高くなります。PSA値が4~10ng/mlの数値を示す場合、グレイゾーンと呼ばれます。PSA10ng/dl以上では半数の患者さまが前立腺がんと診断されますが、グレイゾーン(PSA値4~10ng/ml)の範囲では前立腺がんと診断される患者さまは20-50%です。つまり健診や人間ドックでPSAが高値であることを指摘されても、即座に前立腺がんであるとは限らずその見極めが非常に重要になります。

泌尿器科専門医きつかわクリニックでのPSA高値に対する検査の流れ

1 問診を行います。

排尿に関する症状(IPSS)や家族歴(父、兄弟、子に前立腺がん患者がいる)など。

2 尿検査

PSAと尿とは関係内容に思われますが、前立腺周囲の炎症があるとPSA値は高くなります。尿沈渣で尿中の白血球の有無を確認し、炎症性疾患の除外をします。

3 PSA測定

前回行なわれた検査の日にちを考慮し、採血にてPSAを再検する場合があります。更に患者さまによっては、トータルPSA値とフリーPSA値の比(FT比)の測定をします。

4 直腸診

肛門から指を挿入させていただき、直腸から前立腺の触診をします。前立腺に硬い結節部分が存在する場合は、前立腺がんが存在や前立腺内の石灰化を疑います。熟練した専門医の指先の感覚が重要になります。前立腺に圧迫を加えた場合に痛みを感じた場合は、前立腺炎の存在が示唆されます。

5 前立腺超音波検

超音波査器を使用して前立腺の内部の様子の観察や大きさを測定します。通常は経腹的に(お腹の上から)前立腺の体積を測定し、必要時には経直腸プローブを用いて検査を行っております。直腸診で硬結をふれた場合でも、経直腸超音波検査によって石灰化か否かは簡単に鑑別できます。

6 MRI検査

前立腺がんの存在が疑われ、前立腺生検を前提として検査を行います。画像処理画面にてより前立腺がんの存在の有無を判断していきます。多くの前立腺がんではMRIで異常所見がみとめられるとされています。 (MRI検査は提携画像専門クリニックで行い、当院の電子カルテを用いて閲覧できます。)

以上の検査を行ない、泌尿器科専門医の目からみて前立腺がんが疑わしい場合はさらに詳しい検査である前立腺生検をお勧めしています。

効率的な日帰り前立腺生検!とはkeyboard_arrow_right

最後に

たとえば、あなたのPSAが5.4ng/dlだとしても、前立腺の容積が50mlあって、その他の検査で異常がない場合場、前立腺が肥大していることによって、PSAが高値を示している可能性が出てきます。つまり、がんでは無い可能性が高いという事になります。また、どんなデータであっても一時的に異常値を示すことがあります。特に前立腺炎を起こしている間の検診などでは、 一定の期間をおいて何回かPSAの採血をする場合もあります。
しかしながらこれらの条件を考慮するには、前立腺がんの患者さまを多く診療している泌尿器科専門医の経験が必要になります。PSA高値を指摘されている場合は、不安を解消するためにもできるだけ早く泌尿器の専門家を尋ねることをお勧めします。

PSAに関するよくあるご質問

Q PSA検診は何歳以上になったら検査の受診をすすめられますか?

A 一般に50歳以上でのPSA検診の受診が勧められています。これは50歳以上になると前立腺がんの罹患率が急激に高くなくことからです。また、ご家族の方に前立腺がんの方がいる場合は40歳になったらPSA検査を受けることをおすすめしております。

Q PSA検診は1年に一度受ければいいの?

A 前立腺がんは、検診を受けなければ自覚症状がほとんどないために発見が遅れる多々あります。自覚症状が出てから泌尿器科を受診した前立腺がん患者さんの約40%はほかの臓器に転移しています。一方、PSA検査などの検診で発見された前立腺がんの約90%は早期のがんであることより、定期的な受診をおすすめします。年齢によって基準値が変わりますが、PSA値が1.0ng/dl以下の場合は3年に1度程度、それ以外は1年毎の検診が推奨されています。

Q PSA検査はどこで受けられる?

A PSA検査は、排尿症状や他の何かの症状がある場合は採血でできますのでかかりつけの先生のご相談してみるとよいでしょう。正常値近くの結果の場合は、泌尿器科専門医でご相談いただくとよいでしょう。自覚症状などがなく、検診として受ける場合は、自費診療となります。お問い合わせをいただければ港区泌尿器科専門医のきつかわクリニックでご対応させて頂きます。



2016年3月作成 最終更新 2019年9月3日

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