アレルギー性鼻炎の治療薬 スギ花粉・舌下免疫療法(SLIT:Sublingual Immunotherapy) /シダトレン

スギ花粉・舌下免疫療法(シダトレン)とは?

平成26年10月8日より、スギ花粉・舌下免疫療法治療薬「シダトレン」の処方が開始されました。きつかわクリニックでも舌下免疫療法を開始致します。
人体には細菌やウイルスといった外敵が体内に入り込んだ際、それら外敵から体を守るために免疫という機能が備わっています。
ところが、そのために働くはずの免疫機能が、何でもないアレルゲン物質(スギ花粉)を外敵と勘違いして起きるのが一般的に言われているアレルギー症状というわけです。
つまり、この免疫機能の勘違いを正す治療方法が舌下免疫療法なのです。
治療の原理として、免疫機能が外敵と判断しないくらいに微量のシダトレンエキスを体内に入れていきます。それを少しずつ増量して時間をかけてアレルゲンを体内に入れ、徐々に慣らすように繰り返すことによってアレルギーの発生をおさえるのです。
※この治療は、指定認可を受けた医師のみ実施できます。当院院長は指定認可医師です。

対象年齢

12歳からが適応となります。11歳までの小児には保険適応での治療ができません。
高齢者の方は、適応外ではありませんが、効果のある方の割合がやや少なくなると予想されます。

対象とならない方

  • 重度の気管支喘息患者
  • 65歳以上の高齢者
  • 妊娠中、授乳中、妊娠希望の方
  • 12歳未満の小児
  • 悪性腫瘍治療中の方
  • 重い心臓の病気を合併している方
  • 免疫不全などの病気の方 治療で免疫抑制剤を使用している方

治療開始時期について

安全に加療をすすめていくためにスギ花粉飛散シーズンの投薬開始はできません。
そのため、投薬開始ができるのは花粉症のオフシーズンである5月中旬~12月中旬までとなります。
遅くとも12月初めには開始する必要があります。
今シーズンの治療をのがしてしまった方は、花粉飛散時期には開始はできないため、
スギとヒノキの花粉シーズンが終わり6月から11月に治療を開始するのが望ましいです。

治療の流れ

はじめに、スギ花粉症であるか正しく判断する必要があります。
当院では採血検査(RAST検査)を行い、スギ花粉の抗体が陽性であることを確認します。
最近、スギアレルギーの血液検査(RAST検査)を受けられた方はデータをご持参ください。
その上で治療を希望される方へ、治療内容のご説明を行いご納得頂いてから実際の治療を開始します。
実際の治療は、スギ花粉エキス剤を舌の下に滴下し2分間そのままの状態を維持した後に飲み込みます。
初回投与は院内での投与が義務付けられています。
院内で投薬し、30分間アレルギーの出ないことを確認します。
その後、これをご自宅などで3年~5年の間、1日1回滴下します。
最初の2週間は「増量期」として少量から初めて少しずつ増やし、「維持期」となる3週目からは同じ量を維持します。従来の注射による皮下接種法と比較して副作用もほとんどなく、自宅などで好きな時に治療の継続をして頂けます。

費用について

治療は保険適応です。
クリニックでの治療費と薬代と合わせて1ヵ月あたり3,000~4,000円の負担(保険適応3割負担の場合の場合)になります。

通院について

定期的な通院が必要となります。
新しいお薬のため厚生労働省の決まりで発売後約1年間は2週間分しか処方ができないことになっております。
よって、2週間に1回の通院が必要です。その後も月に1回程度の通院が必要となります。

治療期間について

長期間の継続治療が必要です。まずは、2年ほど舌下アレルゲン療法を行い、効果を確認します。ある程度効果のある方には4~5年間の治療をお勧めします。

舌下免疫療法は、即効性のある治療ではなく。長期間の治療が必要です。
花粉症の症状を一時的に押さえる治療ではなく、免疫を変え、体質を改善し長い期間かけて少しずつ良くしていくという治療です。
※効果・治療期間には個人差があります

花粉症対策について

外出時には、マスクや帽子を着用する

花粉の吸引を最小限に抑えるためのマスクや、髪に花粉をつきにくくするための帽子を身に着けて外出しましょう。
フリースなどの花粉がつきやすい素材の服は避け、家に入る前に体の花粉をよく払うことも効果的です。

洗濯物は家の中に干す

花粉が多い日は、洗濯物を屋外に干すのを避けましょう。
外に干した洗濯物は、花粉をよく払ってから取り込みましょう。

こまめな掃除と空気清浄機の活用

どんなに気をつけても、家の中の花粉をゼロにすることはできません。
こまめに掃除機をかけ、家の中に花粉がたまらないように注意しましょう。
また、ほこり・ダニ・花粉の除去が可能な空気清浄機を使用することも効果的です。

バランスの良い食事を摂り、よく眠る

花粉症は、アレルギー症状です。ストレスがたまっていたり、体が疲れていたりすると、アレルギーが出やすくなります。
栄養のある食事を摂り、睡眠をしっかり取って体を十分に休め、健康な状態を保つことが大切です。

医院概要

診療科目
泌尿器科・内科・在宅医療
住所
〒108-0014
東京都港区芝5丁目-31-16 YCC田町ビル4階
電話番号
予約専用:050-5846-6397
代表電話:03-3451-1731

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外来診療時間
外来診療時間
8:30~19:30
★土曜:9:00~13:00、休診日:日曜日、祝日
◎医師の御希望がある場合は、予約の際にご指定ください。
※診療時間内であっても受付時間が午後6時を過ぎると、夜間加算として約150円
 (3割負担の場合)ほどかかります。

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