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なかなな寝られない日が続いているが睡眠薬は飲みたくないといった患者さまも多くいらっしゃいます。きつかわクリニックでは、生活指導とともに漢方薬での調整もおこなっております。また不眠についての内科などでの精査加療後、西洋医学的な薬が副作用等で合わない方にも漢方薬を検討しています。睡眠薬とも併用することもあります。漢方については同じ症状でも患者さんの体質や訴え方はもちろん、お困りごとと関係ないと思われるような他の症状を参考に処方を決めることも多くあります。また、ご自身にあった漢方を見つけていただくために、2-4週間毎に何種類かためしていただく場合もあります。
当院で使用することが多い漢方薬について下記に記載させていただきました。診察中に考慮しているキーワードを一緒に記載してありすので参考にしていただくと良いでしょう。もしキーワードが一致していなくても、いくつかの理由で他の漢方薬選択することもありますので担当医にご確認いただければと思います。さらには、ここにあげたもの以外の方剤を使用することも珍しくはありませんでご相談ください。
心身の疲れ 疲れているのに眠れない
神経過敏 神経症 イライラ
神経過敏 神経症 イライラ やせ(抑肝散より体が弱い印象の方に)
更年期前後 不安 ホットフラッシュ 動悸
高齢 疲れやすい 顔色悪い 貧血 冷え 不安 抑うつ 胃腸よわい
高齢 疲れやすい 顔色悪い 貧血 冷え 不安 抑うつ 胃腸よわい ホットフラッシュ
やせている 顔色は良い 不安 動悸 のぼせ 胃腸弱い
体弱い 動悸 抑うつ 胃腸はよわくない 肩こり
体力がある 動悸 焦燥感 不安
痰、痰のからむ咳で眠れない
慢性的な痰の少ない咳で眠れない
のど・胸付近の違和感 不安
参考文献
臨床医のための漢方薬概論 稲木一元 著
腹証図解漢方常用処方解説 高山 宏世 著
きつかわクリニック 泌尿器科専門医/漢方専門医 藤﨑章子
2022年5月作成 最終更新2022年5月17日
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